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2018.12.01 world.Mauritania.Griots : “Biadh Vagho”


日本においては輸入タコで有名らしいアフリカ北西部に位置するモーリタニア・イスラム共和国、そのグリオによる”Biadh Vagho”という曲(語り?)です。弦楽器の楽器名はンゴニではないかと思われます。ボロンボロンという素朴な弦楽器サウンドに甲高いヴォーカルが乗ってくる感じがとても刺激的であり、声の出し方やこぶしの入れ方など、どこか懐かしい日本の民謡のような雰囲気も醸し出しています。曲を聴くにあたって初めてモーリタニアという国の存在を知りましたが安い寿司屋やたこ焼きなどでその国の物は食べている可能性があります。Google翻訳機にタイトルを入れた時に出る「餅を食べる」がこのタイトルとして正しいのかどうか謎です。謎に満ちているのでというわけでもありませんけど、いかにも異国の音楽らしい空気感がとても心地よいと感じられます。apple musicでは聴けましたので興味のある方はどうぞ。

2018.11.26 world.Mali.”Toumani Diabaté” : “Si Naani”


西アフリカ発祥の弦楽器「コラ」の音です。マリ共和国のコラ奏者であるトゥマニ・ジャバテの2008年のアルバム「The Mandé Variations」から「Si Naani」という曲になります。Wikipediaから抜粋すると、「コラを演奏するのは世襲制の職業音楽家で、グリオ(griot、マンディンカ語:ジャリ(jali))と呼ばれる人々である。グリオは単に楽器の演奏をするだけではなく、歴史上の英雄譚、遠方の情報、各家の系譜、生活教訓などをメロディーに乗せて人々に伝えることを本来の目的としている。」ということですので、日本で言うと琵琶法師のような位置づけになるのでしょうか。西洋音楽ではあまり使わない半端な音程が鳴っているように聞こえます。インドのシタールとも違うスケールなのでしょうか。コラの正式なチューニングなのか西アフリカの楽器にインド風のチューニングを施しただけなのか分からないのがもどかしいところです。

2018.11.18 world.Japan.”Kimio Eto” : “Koto Music”


日本の箏曲家である衛藤公雄さんのアルバムがYouTubeにありましたので、ワールドミュージックとしてリンクします(再生位置は二曲目の伝統曲になっています)。悲しいかな日本人であっても日本の伝統楽器に触れる機会というのはほぼゼロであり、旧世代のCD店なるものでは探しにくい音楽であったため、こうして気軽に聴ける現代は音楽を聴くのが好きなものにとってはいやはや幸せな時代だなと感じます。箏や三味線の乾いた音は真夏の畑や田んぼなり冬の荒野なり、柱と畳しかないような日本家屋なり、外気が感じられるところにたたずんで聴くと「あぁ、なるほどな」という納得感を得ることができます。なぜその楽器が選択されて発展継承したのかその魅力をより正確に知るには、その時の環境の再現というのも重要になってくるのではないでしょうか。