voicing antsのブログ » トリッキーなアウトランダーのブログです

2018.11.11 World.Gabon.Pygmées Bibayak : “Polyphonic Sequences”


アフリカの密林地帯に住むピグミー族によるポリフォニー唱法です。手元の本によれば、「彼らの唄うポリフォニックな歌は、彼ら自身にいわせると、歌ではなくて、森の精霊たちとの交信、豊猟を願っての祈りである。ヨーデル風の発声を加えたその声は、森の奥からこだまとなって返ってくる。それは森の奥深くひそむ精霊たちとの接触なのである。歌詞や言葉があるわけではない。一人が声を出すと、つづいて何人もの仲間がつぎつぎと別の声部をつけ、反復や模倣を伴って、複雑な多声音楽を作り上げていく。」(民族音楽・著 江波戸昭・立風書房)ということです。ヨーデルのような裏声を交えた歌い方は私の感覚ではシンセサイザーのLFO的に思えます。
本で紹介されていたのは別のアルバムでYouTubeにもありましたが、Apple musicにあったものと内容が同じであったためこちらのアルバムヘのリンクとしておきます。アルバムがフランスのラジオ局のコレクションとなっているのは、かつてガボンがフランス領だったことに由来している感じでしょうか。

voicing antsのブログ » トリッキーなアウトランダーのブログです

2018.11.10 world.”choeur de neoneli” : “Ballu tundu Neonelesu (Ronde Neonelesu)”


サルデーニャ(イタリア)の男声4重唱です。タイトルをGoogle翻訳にかけてもコルシカ語と出るだけで読み方も意味もさっぱり分かりません。コルシカ島はサルデーニャ島の北にありますので言葉は合っている感じでしょうか。アーティスト名はフランス語でネオネーリの合唱団(ネオネーリはサルデーニャ島の自治体)と訳されるようです。以前購入した民族音楽の本を見ながら適当に見繕ってApple musicで検索してみたところ新鮮なサウンドに巡り合いましたので掲載しておきます。バグパイプを声で模倣したものだと本には記述されていますが、ポピュラーミュージックばかり聴いている耳では、民謡とビーチボーイズを足して二で割ったようなサウンドに感じられます。

voicing antsのブログ » トリッキーなアウトランダーのブログです

2018.11.03 world.”Slavic Soul Party!” : “Sing Sing Čoček”


ニューヨークのブラスバンドであるSlavic Soul PartyによるSing Sing Čočekという曲です。音階といいプルプルしたニュアンスの音運びという日本人からするとエキゾチックな曲に感じられます。タイトルにあるチョチェクというのは、wikipediaによれば、オスマン帝国の軍楽隊の音楽に由来し、19世紀にバルカン半島で興った音楽ジャンルとのことです。以前聴いたことのある似た雰囲気ものでクレズマー(ユダヤ系の民族音楽)というものがあり、こちらもバルカン半島が由来になっていたようで(ニューヨークのユダヤ教の人が演奏していたものと授業では聞いた記憶があります)、マイナー調のスケールで疾走するような音使いに独特で良いと思います。

こちらのアーティストの発見手順ですが、まずYouTubeのスタジオライブ配信を主としたチャンネルでインドのブラスバンドを聴き、そのバンドの名称を定額制の音楽サービスで検索して聴き、聴いていたアルバムページの下部にあったお勧めのアルバムから辿り着いたものです。