Classic.Dance of the Knights

ロシアの作曲家セルゲイ・セルゲーエヴィチ・プロコフィエフによるDance of the Knightsです。『ロメオとジュリエット』 作品64 第2場 第13曲 騎士たちの踊り。

余談ですが、本日、黒猫のラルフ師匠が13歳の誕生日を迎えました。師匠おめでとう。兄弟であり先に天に召されたミハエル君も祝福していることでしょう。

在りし日のミハエル君。
指揮者っぽいでしょうか?笑

AI全盛期が来たら人の行動が試される?

1.統計を「正」にしてしまおう

AIが社会の隅々まで浸透した未来をイメージしましょう。
あらゆる現象がデータ化され、そのデータに基づく確率・統計が利用されています。
そのデータは完成というわけではなく、日々流入するビッグデータによってウネウネと変化しています。

これは、現在のGoogleのようなデータ企業の危険性を警告する文章ではなく、いつのまにか統計化されている私に向けての文章です。

これは、あくまでも想像上の話です。

昨日ある人物から名刺をもらいました。面識はありません。初対面です。とりあえずスマートフォンの電話帳に登録しました。今日も名刺をもらいました。とりあえず登録しました。
私は大きな企業に勤めていて上司にも気に入られて出世しそうな勢いがあります。綺麗で頭の良い奥さんとも結婚できました。
順風満帆に思えた人生ですが、ある日突然異動を命じられました。
いわゆる窓際部署というやつです。心当たりはまったくありません。正直混乱しています。
あとで知ったことですが、原因は、最近もらった名刺をスマートフォンに登録したことでした。
名刺を渡してきた人物は、海外のスパイとしてマークされている人物で、私はそのスパイとの接点がある人物としてAIが人事に警告を入れてきたのが原因で左遷されたようです。

どこで何をしているのか、誰と会っているのか。
こういったものが自動的にデータになっているとして、そのAIが性能の悪いものなら前述のようなこともありうるわけです。

最近のAI学者の解雇がこういったものによることなのかは定かではないですが、全てがデータになってAIが判断するようになれば、人間が思いもよらない結論を出してくることがあるわけです。

すべてがデータになるわけですから、行動に気を付けなくてはならないかもしれません。私の行動を起点とした統計によって、私に似た性質を持った人物の未来が奪われてしまう可能性もあります。
いかにも誰でもできる単純労働をこなしていて派手な利益を得ているわけでもなく、はた目から見たら社会の底辺におり、ちょっとしたきっかけで犯罪に手を染めそうだと思われそうな場所にいる人は特に注意して行動すべきでしょう。
これは私のデータではありませんけれども、ギャンブルをしていることとか、すごく酒を購入しているとか、変な本をやたらと購入しているとか、友人への喧嘩ごしのテキスト入力が多いとか、そういうのがすべてデータ化されており、最終結果、幸せになったとか犯罪者になったとかいうものをトリガーとして統計とされているのであれば、私の行動が近い状況の人達の未来として統計化されてしまうというわけです。

撮り鉄と言われる人たちが他人の敷地の樹木を勝手に伐採するという話があったようですが、これらが統計化されれば、鉄道の写真を撮影してSNSにアップしているような人は、将来的には迷惑な人になりうるという統計データとして登録され、見知らぬ人の今後にブレーキをかけてしまうことも起こりうる未来がやって来ているのかもしれません。

もう戻すことはできないわけですから、しかたありません。これを良く変化させるほうに利用するとしましょう。
自身が日々良い行動を起こすように心がけそれがデータ化されるようにすれば、自分に似ていてその後を付いてくるような人々の未来も明るく照らすことになる、ということでしょう。

2.有用な「負」の統計利用

やたらと他人にストレスを与えるツイートをしている人は、その行動を慎んだほうがよいのかもしれません。統計化されてしまいます。
どうにもならない状況があってストレスを感じて誰かを攻撃しているのであれば、ストレスの原因をツイートしたほうがよいでしょう。

私はこういう生活がしたいのだが、働いているところはこういう状況でこんなストレスを感じている。

そうするとそれが統計化され、自動的に行政機関に通報され、
自動的にあなたが救済される未来がやってくるかもしれません。

音の半自動生成をしていて気づいたこと

IHo8という思いつきと技術鍛錬のための脱線で作成した半自動生成シーケンサーを作り、思った以上に面白いリズムができることに大変満足しています。拡張するものや派生品を制作していこうと思います。

https://www.voicingants.jp/weapons/Voicing+Ants/IHo8/

その自動生成シーケンサーを使っていて、2点ほど気づいたことがあります。前に作った音に似ているような似ていないような気分になったことがきっかけです。

  1. 自動で生成した音は、1週間推敲を重ねて作り上げた音に比べて記憶に残されていないのではないか。
    このことから、意図せぬ重複作品を生んでしまう可能性がある。音でなくとも、イラストにせよ文章にせよ、隠れ自動生成創作物がこの世に生まれてきた場合に、無意識の表現かぶりが発生し、最終的には自動生成器を隠れて使っていることが判断できるようになるのではないか。
  2. 同じ生成器で作成され、かつ、同じ人物が選択した場合は似た音の集まりになる。
    過去に何を聞いたかに影響される。良し悪しの判断というのは、その人の価値観に左右されるものなので、自動で生成したとしてもゴーサインを出す人間の価値観を飛び越えることはできないのではないか。同じ制作会社が作った制作物はリリースする会社が違っても同じような雰囲気になることに似ています。

これらを受けての疑問

  1. 「生成」だけでなくこれで良しとする「判断」(選択)も機械・AIがやりだした場合はどうなるのか。
    悪いほうに考えれば、何を持って判断したのかは分からない状態で、結果から判断が正しいかどうかを考えなければならないため、アルゴリズムやAIが出した判断がもたらす結果が出るまでしばらく待つ必要があり、その判断が間違っていた場合、修正が手遅れにならないとも限らない。
  2. 「これは機械やAIの判断だ」と人が気づかなくなったらどうなるのか。
    様々なものを知っている人が見たり読んだりすれば、類似性や問題点に気づいたりできるが、そうでない人はただ鵜呑みにするだけになるかもしれない。判断が誤っていた場合であっても非可逆的な未来を生むことになる。

こう考えてみると、神様と設定されたAIが存在していることに気づかないのが人間だ、などというサイエンスフィクション的な創作にもなりそうです。

IHo8画像の補足

冒頭のシーケンサー画像にBible and Peopleとの記述があることについての補足として、このシーケンサーの意味のようなものを記述します。

聖書・経典がたった一冊であっても、手に取る人が十人いたら、十通りの行動が生まれる。

このことを受けて、

「最小単位を基軸にしたアルゴリズムから出力される様々な音(シーケンス)」を「聖書・経典に基づいての人々の行動」と設定したため、その記述になっています。

攻撃的な音がすることもあれば、頭がいかれたような音がすることもあり、優しい音がすることもあります。何を接続したかにも影響されます。