pop.”Troye Sivan” : “EASE”


オーストラリアのアーティスト(?)、Troye SivanによるEASEです。詳しくはよくわからないのですが、オーストラリアの若い俳優さんであり人気YouTuberであり、そこからシンガーになった感じのかたのようです。WILDという曲のEP版を買って聴いてみました。この曲はfeat. Broodsとなっておりそこを調べてみますと、ニュージーランドのオークランド出身で、ヴォーカルのGeorgia Nottとマルチインストゥルメンタル担当の兄Caleb Nottによる兄弟デュオとのこと。iTunesの作曲者の項目にもクレジットされているあたりを見ますと、サウンドデザインなどについてはCaleb Nottによるものと考えてよい感じでしょうか。Carmadaを聴いた時もアメリカやヨーロッパとは違った新鮮なエレクトロサウンドを感じましたので、オセアニア地域では何か独自のものが育っているのかもしれません。英語圏の人が聴いてどういう印象なのかはわかりかねますけど。プロデューサーの意向とかではなく本人の意思でこのサウンドをチョイスしているのであればとっても今後が期待できるような気もします。

コード進行のベースとなる和音感があるからといってピアノやギターでドビャーっとダイレクトに和音を鳴らしてるわけでもなく、あくまでもメロディーラインに対しての脇役のような音響的な処理だったり、複数の音源に分散させてSE的なフワッとしたコード感で済ませているところが聴いていて面白いと思いました。

electronica.”Rival Consoles” : Recovery

https://www.youtube.com/watch?v=LW7NZslidi4
Rival ConsolesというアーティストによるRecoveryという曲です。sound cloudにはロンドンとの記述がありますのでイギリスのアーティストのようです。キツツキ的といいましょうかタタタタッというディケイ短めのシンセサイザー音とそれにかかっている柔らかいリバーブ音が気持ちの良い曲です。

イギリスというと昔からブリティッシュ・インヴェイジョン、パンクミュージック、ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタルなどのムーブメント(?)があったり、モッズ系を受け継ぐ世界的に有名ロックバンドが大勢いたり、クラブ系の有名レーベルがあったり、商業的であるにしてもないにしても音楽の先端を行っている国です。音楽ではないところではEU離脱が話題になっておりましが、ここら辺はアーティストに何か影響を及ぼしてくるのでしょうか。